Posted by なんぱバカ一代 on 1998/11/29 21:02:33:
予定通り彼女とは会った。待ち合わせ場所はビッグマンにした。彼女はハイソに属する人種なので、本来ならシティーホテルのロビーなどが良いのだろうが、そんなことを最初にしてしまうと後がしんどい。気取るのはゴメンだ。よって、ただの一般市民であることをアピールすべくビッグマンとした(関東でいうとハチ公前といったところか)。しかし服装はそれとは裏腹に、8万の新着コートを着ていた。照れずに言うと、この日のデートの為に買ったのだ。毎年冬といえばリーバイスにブーツ、そしてMAー1の着たきりすずめだが、この日は何だかお洒落してみたくなった。新着のコートにリーバイスではチグハグだったので、ノータイにソフトスーツとした。マフラーも肩に掛けてみた。腕時計も普段はGショックだが、この日は取って置きのロレックスをはめた(就職祝いにおやじに貰った)。家を出て駅に向かうと、皆が私の方を見ている(ような気がした)。何だかハリウッド男優にでもなったようだ。たまにはお洒落もしてみるもんだなと、つくずく思った。 定刻より5分早く彼女はやって来た。彼女が決して美人ではないことは以前書いた。しかし、そのプロポーションとファッションセンスで他の女性を圧倒している。なにより彼女の性格は太陽のように明るく、それが顔に出ている。ビッグマンの人ごみにあっても、その存在は決して埋もれることはない。昨夜の彼女は誰が見ても「高そう」と思える白の帽子をかぶっており、ちょっと近づき難い雰囲気があった。私の姿を認めると、微笑みながら胸の高さで小さく手を振った。その時、お世辞抜きで「素敵な女性だ」と思った。側に来たら鼻が3倍ほど高くなった。胸の膨らみが目立つ服装は私に対するサービスか、それとも挑発か。前回と雰囲気の違う私に「素敵ね」と言ってくれた。まあこれは社交辞令といったところだろう。私も精一杯紳士を気取って、「お連れできて光栄です」と言い返した。少し照れた。裸を見ても興奮しない女性もいれば、少し指が触れただけでトキメク女性もいる。その原因が相手に対する好意の度合いにあるとすれば、私は彼女に惚れていることになる。歩き始めると彼女はごく自然に腕を組んできたのだが、不覚にも心拍数が速くなってしまった。まともな恋愛感情など、ナンパスキルの向上と引き換えにどこかに置いてきてしまったと思っていたが、腕を組まれただけで妙な気分になる自分に驚きもしたし、嬉しくもあった。私たちはオープンしたてのHEPファイブに向かった。が、着いてみると凄い人だかりである。エスカレーターでさえ列ができている。これではのんびり見物どころではない。屋上の観覧車など何時間待ちだろうか。観覧車では、夜景と、ノーパンで来ている彼女のチラリズムで至福のひとときを過ごそうと思っていたが、どうやら叶いそうにない。私のしかめっ面を察したのか、彼女は「また今度来ようよ」と言った。少々細かい話だが、私は心理学を専攻していたせいで、人の言葉や文章をいちいち分析してしまう癖がある。この場合「また今度来ようよ」と言うのと「今日はダメね」と言うのでは、私にとって雲泥の差がある。こういうさりげない一言にこそ、人間の本心は現れるのだ。この言葉を聞いたとき、彼女が人妻であるにもかかわらず、自分のものになった気がした。 皆さん、ここからバーへ行くまでの話(約3時間)は省略させてもらいます。紹介したいエピソードや心理描写もあるのですが、なにせ全部書いているとキリがない。ごめんなさい、ということでワープ.... スツールに座ると彼女は○○○○○を注文した(聞き慣れないカクテルだったので忘れた)。私は「ウーロン茶、ストロー付きで」と言いたいところだが、これでは雰囲気ブチ壊しだ。ブルーハワイやチチなどもストローが付いているので心が動いたが、やはり間抜けである。最低限のTPOは心得ているつもりなので、やむなくジントニックとした。バーではお互い口数は少なかった。大人の心理戦である。触れ合った膝に神経が集中した。時間は10時を少し過ぎたところだ。実はこの時私は、いかにして今日帰るか、について思案していた。今夜ひとときを過ごしてみて、本当にイイ女だ(特に中身が)と感じていた。ルックスだけの女などつまらない、と改めて教えられた。要するに、すぐに抱いてしまうのはあまりに勿体無いと感じたのである。もう少しこの不安定な状況を楽しみたい。「すぐにヤッちゃうから、つまんないんだよ」という、ある人の言葉が頭を巡る。それに加えて「泊まって頂いても結構ですから」と言われると、逆に泊まりずらいものである。そんなことを考えながらポツリポツリ言葉を交していると11時になった。彼女が今夜何を望んでいるのかは、私の太腿に置かれた手が明確に物語っている。聞くのもヤボだ。手を重ねると強く握り返してきた。マニキュアが塗られた長い爪が肌に食い込む。私の話術をもってすれば、このような状況においても、今夜無難に帰ることは可能だ。しかし、私にとって決定的に不利な事が一つあった。彼女は今夜のデートに、パンティーを履かずに来ているのである。もしこのまま何もせずに送り返せば、女にとってこれ以上の侮辱はないだろう。私がノーパンで来るように言った時点で、実は彼女の術中にはまっていたのかもしれない。考え過ぎかどうかは分からないが、だとしたら見事だ。その狐ぶりに敬意を表さねばなるまい。こういう心理戦は、そうそう楽しめるものではないのだから。私は負けを認めた。後は最終確認あるのみだ。これは毎度の儀式で、その方が後々お互いのためになる。私(正確に言うと、私の技術)に溺れている女性が多数おり、ローテーションというものがあるので、そう頻繁に会えない旨を柔らかく伝えた。これで嫌いになるのなら、それはそれでいい。「去る者追わず」だ。私は現役のナンパ師でもあるので、また新しいのを見つければいいだけのことである。すると彼女は可愛くこう言った、「おっぱいの垂れないうちに棄てたりしたら怒るんだから」。この言葉は男心のド真中を直撃した。不肖なんぱバカ一代、やらないと言えば何もしないが、やると言ったら徹底的にやる。もう迷うまい。一旦意を決すると強烈な性欲が襲ってきた。カウンターに1万円札を放り投げ、飲みかけのカクテルを残したまま、驚く彼女の手首を引っ掴んで外に出た。こんなキザなことをしたのは、生まれて初めてだ。イイ女は男を変える。冷え切った空気の中で彼女を抱きしめると、「今ここで犯したい」と正面切って言ってやった。彼女が私の頭に手を回しキスを求めてきた。舌を絡めると激痛が走ったが、流れを止めないよう我慢した。唇を離すと、少しケバ目に塗られた口紅のぬめりが残った。ホテルまで我慢できない。外でやるなど日常茶飯事なので、人気のない飲食ビルの階段でコートを脱がせると、壁に手をつかせ尻を突き出させた。荒々しくスカートを捲ると、やはりノーパンだった。ガーター式のストッキングがとても卑猥で、私を野獣にさせた。彼女の肉を親指で割ると、粘り気のある汁が溢れた....(中略)....。彼女は立っていられなくなったのか、へたり込んでしまった。立たせようとしたが、視点が定まっていない。私はまだイッていなかったが、焦ることはない。夜はこれからだ。エネルギーが留保された分、ホテルに入ってからの責めは更に激しくなるだろう。あられもない格好で崩れ落ちた彼女の横に置いてある、残り汁に吸殻の浮いたドンブリが「墜ちていく女」という雰囲気をかもし出している。ニコチンが欲しくなったので一服つけながら服装を整えてやると、吸殻をドンブリに放り込んだ。彼女は依然どこかの世界をさ迷っているので、抱えたままホテルに向かった。傍から見れば、酔わせた女を無理矢理ホテルに連れ込むといった図か。皆が私たちを注目する。ホテル街に入ると、酔っ払った中年サラリーマンが「あかんで、兄ちゃん」と野次る。「やかましい、羊ども!!」心の中で罵声しながら通り過ぎた。人生ままよ。今はただこの柔らかな肉を、思う存分私の性癖の生贄に供するだけである。私の太い腕に抱かれたこの華麗な25歳の人妻は、今夜、決して後戻りすることの出来ない部屋の扉を開けてしまったということだ.... 完
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