一休さんへ vol.8


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Posted by 旧なんぱバカ一代 on 1999/05/06 20:02:33:

    これは一休さん宛に書いた個人的なものだが、私の悪戯心により今回のみ掲示板経由でレクチャーする。早い話がGWに自分のログを読み返したら技術的な記述が少なく精神論が多かったので、少し反省したというのもある。技術論もたくさん書いたつもりだったが、よくよく考えたら「ナンパ論」の原稿の方だった(笑)。例によって非常に長いが、一休さんは一字一句頭に叩き込みながら、他の方は参考程度に読んで下さい。


    さて一休さん、いつまでも正拳中段突きでは面白くないだろう。ここいらで目標を一直線に捉える直接法からフック、要するに間接法を本格的に教えることにする。実戦での効果は抜群だ。間接法とは要するに「ナンパのようでナンパではないナンパ」の事である(???)。ヨーロピアン法あるいはハーフアプローチ法も同じことだが、間接法は社交術の一種とも言える。一休さんの言う「ナンパを極める」が「成功率を極限にまで高める」という意味ならば、最短距離は「間接法を極める」ということであり、バカ一代流の真骨頂も間接法にある。初心者にはまず基本として「お茶でもどうですか?」という台詞を推奨しているが、私自
    身そのようなアプローチは現在特別な例外を除き行っていない(最もそれ以前に今はナンパしてないが)。やるとすれば八、九割は間接法だ。理由は簡単で成功率が直接法に比べて高いからだ。よって今後の修業は間接法にシフトして欲しい。直接法について教えたいこともたくさんあるが、全てレクチャーしていると半年や一年ではおさまりきらない。まあ、いずれは教える機会もあるかもしれないということで次の過程に進
    む。


    間接法と難しく表現しているが、理屈は簡単だ。「いかに自然にアプローチするか」、これが間接法の基本中の基本である。一休さんが自然にアプローチすればするほど、女性からも自然な反応が返ってくることになり、それが以後のスムーズな会話につながる。ナンパで一番恐ろしいのは無視や門前払いだ。こちらのキャラクターを分かってもらった上で断られるなら納得もいくが、それ以前の段階で断られるのは非常に悔しい。滅多にお目に掛かれない特上の女性なら尚のことだ。無視や門前払いを未然に防ぐのも成功率8割5分を目指す上で非常に重要なことである。そこでまず一休さんには間接法訓練の第一段階として、「いかに自然にアプローチするか」に全神経を傾け、以後の修業を進めて欲しい。ごく自然にアプローチすることにより、無視や「ナンパお断りです」の一点張りである門前払いを最小限に抑え、また以後の会話に円滑につなげられるように努めなければならない。いわゆるナンパの天才とはこのことが先天的にできる人のことだと私は思う。残念ながら我々は持ち合わせていなかったので、後天的に習得すべく修業あるのみだ。とにかく、明日からは「自然にアプローチ」がキーワードだ。「すいません、暇ですか?」、ナンパ師廃業。「お茶でもどうですか?」、ダメ。「君が素敵だから友達になりたくて」、悪いとは言わないが自然じゃないので成功率が下がる。「綺麗な髪ですね」、道端ではこれも無理がある。じゃあどんなのが自然なのかということだが、その場その場で状況が異なってくるので、こればっかりは修業を積むしかない。でも何となくイマジネーションは出来るだろう?それらを全て現場で試していって
    欲しい。無視されたり、引かれるようならアプローチの方法を間違ったということだ。普通に返事がくれば良、笑顔で返事がくれば最良である。知性、教養、判断力等がフルに試されるので非常に難しいが毎回最良を狙ってアプローチして欲しい。この訓練はバカ一代流を極める上での最重要科目の一つなので、直接法のようにすっ飛ばすわけにはいかない。いかに優れた技術があろうともやはり最初に引かれるとしんどい。こうなると後の会話が単なるフォローのためのものに成り下がってしまう。これじゃダメだ。第一印象がいかに大切であるかは、今更くどくど言わなくても熟知ているだろう?アプローチ後の会話の進め方や、クロージング(いかに電話番号を聞くか、いかに喫茶店やホテルに誘うか)の方法論は後日レクチャーするが、まずはコンスタントに笑顔が返ってくるようなアプローチを心がけて欲しい。これができるようになれば免許皆伝も時間の問題だ。逆に言うとこれができないと落第してしまうことになる。修業前半のヤマ場なので心して取り組んで欲しい。


    一休さんが普及点のアプローチをしたにも関わらず、無視されたり逃げられる場合があるかもしれないが、これは気にしなくていい。先にも書いたが間接法というのは社交術の一種であり大人のナンパと言えるので、それなりのアクションに対しそれなりのリアクションが返せない女性というのは、どこか精神的に屈折していたりあるいは子供であったりと、わざわざ口説く程の女性ではないと思う。子供やH目当てなら話も違ってくるが、入門を乞うたのはそのようなことが目的ではないと私は解釈している。バカ一代流とは外にあってはあくまで最上級の女をナンパしモノにするためにある。話が逸れたが、このように間接法というのは内面を計る上での便利なフィルタリング機能を持つ。反応が極端に悪ければ、性格に難有りとみなしてとっとと次を探すことだ(最も自分のアプローチミスとこれとを混同してはいけない)。また間接法は一休さんが今取り組んでいる「百人組み手」との相性がいい。例えば直接法の典型的なパターンである「お茶でもどうですか?」でアプローチすると相手がそれに応じるまで、あるいは電話番号をゲットするまでこちらも引っ込みがつかないが、パッと見が良くてもいざアプローチしてみたら性格がイマイチだったということはよくあるパターンだ。このような場合でもとりあえず口説いてしまうのはナンパ師の悲しい性と言えるが、間接法だとこういう無駄なことはせずに済む。自然にアプローチすればするほど自然に離れられるので、声をかけてみて「しまった!!」と思ったら、そのまま勢いで口説いたりせずにジェントルに立ち去ることだ。今後の事を考えれば普及点の女性でさえも見送っていい。7、80点台の女性など他の男にくれてやればいい。いくらHしようが80点台の女性に一日時間を割くのなら、90点台の女性を一日探す方が私は好きだ。成功したときの充実感が違うし、何よりレベルを上げたければ上の女性を狙わないといけない。人はそれを玉砕と言うかもしれないが、ちゃんとした方法論をもってすればいつしか玉砕が玉砕でなくなって
    いることを保証する。しかしリリースするからといっても、くれぐれも失礼のないように。お互い気持ち良く別れること。これは厳守だ。


    「自然にアプローチしろ」とあっさり言ったが、何もこれは言葉の上だけのことではない。他にも場所やらタイミングやら様々な要素が絡んでくる。また女性に初期の段階で「これは絶対にナンパだな」と悟られたなら間接法は失敗したことになる。この場合は直接法にシフトしなければならないが、この時点で成功率は大幅に落ちる。あくまで自然に声をかけ、初期段階ではナンパであるということを悟られないようにしなければならない。これらは非常に重要なので、先ずは自分なりの方法論を確立して欲しい。今回はいきなり教えるのではなく、一休さんのアプローチ論を加筆、修正することによりマスターしてもらうことにする。




    課題7.間接法の自然なアプローチを練習すること。

    課題8.慣れてくれば女性から笑顔が返ってくるようなアプローチを心掛けること

    課題9.様々な状況における自然なアプローチ法を用意しておくこと。実際に声をかけなくても頭の中でシュミレートくらいできるはずだ。いざというときに間接法ができないと直接法に頼ることになり成功率が下がる。

    課題10.二月以内に自分なりの「間接法におけるアプローチ論」の骨子を確立し、小論文を提出すること。宿題がたまってきたな、一休さん(笑)。


    自由課題2.ナンパに疲れたら一度ジュンク堂書店に行ってみるといい。堂島と難波にあるが私は難波店をこよなく愛する(ちなみに堂島店は書店では日本一のフロア面積を誇る)。紀伊国屋や旭屋はあまり行かない。何より人が少ないから落ち着けるし、太っ腹にも座り読みのテーブルまで用意してくれているのがいい。ナンパで気乗りしない日などは、積極的に足を運んで知識を増やすといいだろう。ナンパを極めたいのならやはり心理学関係を薦めるが、いずれのジャンルを読むにせよ役に立つ。女性誌や経済誌にも目を通すことだ。使う使わないは別にして、ナイフの先端は絶えず尖らせておく必要がある。更にジュンク堂は紀伊国屋などと違って店内ナンパも十分に可能だ。これについては後日一筆書く。


    質問2.間接法をやってはいけない場合もある。代表的な例を一週間以内に述べよ(現場慣れしている一休さんにはちょっと簡単過ぎか?)。


    今回は以上だ。
    一休さん、本件で何か質問等があるのならメールにて。


    PS.一部の方にメールを出したがSLAVEさんだけ送れなかったよ。


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